個人ネットショップが「競合他社との差別化・ブランディング」する方法     

ネットショップ 成功の種

ネットで個人起業をする場合、同業他社さんは気になる所です。同業他社さんと組むと、より強いビジネスが出来る可能性があります。とはいえ、同業他社にも色々なタイプがありまして、気を付けなければ、お互いに潰し合うことになる他社さんもいます。
 

ここでは、同業他社との組み方や商品の差別化、セルフブランディング法などのお話をしています。
 

個人事業主の儲け方 同業他社との組み方

 

同業他社さんには、下記の2つのタイプがあります。一つは、似た客層を有する似た商品を販売している所。もう一つは、似た商品を販売し、ネット上で同じKWをかけている所です。
 

どちらに利点があり、どちらが潰し合う形になるかというと?
 

1.似た客層で似た商品を販売している場合

 

これは私自身、結構積極的にメール等で連絡を取り、中には実際にお会いしながら一緒にお仕事をさせてもらった個人事業主さんが居ます。その方の商品を私の店で販売させてもらい販売手数料を頂いたり、私の商品を他社のサイトで紹介してもらい販売してもらったりしました。また一緒にオリジナル商品を作ったりもしました。
 

それは楽しかったですし、仲間が増えて嬉しかったです。行ったことも無い、遠い地の起業家さんと友達になり、瞬時でメールでやりとりし、ビジネスをするのは、ネット起業の醍醐味にも感じました。何より収入も増えました。
 

2.似た商品をネット上で同じKWをかけている場合

 

同業で同じKWをかけている他社の場合もあります。これはちょっと問題が出てくる事があります。実は、私の場合には、最初は1の形態で知り合った他社さんが、何故か私の分野のほぼ同じ商品を作りだし、2のタイプの業者さんに変わってしまいました。
 

それはそれでいいんです。例えばお互いに、お互いのサイトで、お互いの商品も販売していけば悪くはありません。ただ、「同じKWで」という部分は大きく問題でした。
 

同じKWでサイトを作れば、当然ネットの検索結果で競合してしまいます。どちらかの検索順位がおちてしまいます。別のKWでしたら、お客さんが2倍に増えるものを、同じKWで販売し始めると、同じ市場のお客さんを取り合う事になります。一緒に手を組んでお仕事をするのならば、同じパイを奪い合ってはなりません。ナンセンスです。
 

例えば冷蔵庫を販売したいのならば、一方は一人暮らしを始める方をターゲットにし、もう一方は結婚後10年以上たって、家電を買い替えたい人をターゲットにするのなら、タッグを組んでもお客さんは2倍になりますが、双方一緒に、一人暮らしを始める人をターゲットにしたKWで販売をしては、タッグを組んだ意味がありません。お互いのお客さんを半分にするだけです。
 

なので、似た商品を似た客層に販売する場合には、お互いにわざとKWをずらすことで、お客さん層を変えたほうが良いです。お互いのサイトが、それぞれのKWで上位表示すれば、お互いにお客さんを連れてくることが出来、結果、より多くの集客が出来るようになります。
 

稼ぐ為のセルフブランディング法

 

同業他社さんと組むなりするほかに、強い個人事業主になるためには何をしたら良いかというと、セルフブランディングです。その方法として、ここでは2つのセルフブランディング法の例を挙げています。
 

セルフブランディング その1

 

一つめは「自分への投資」です。
 

他の同業ネットショップと格差をつけるには、何を勉強したらよいでしょうか?何か買うとか、そういう事ではなくて、自分の内面への投資です。個人事業主として、自分ブランドを確立するための自分の知識を増やす投資です。
 

例えば、Aという商品を売ったり、Aという分野を講師として教えたりするとします。その時、そのお店(先生)の背景・履歴・資格 等において、より消費者の気持ちが惹かれる物を持っている人から購入(受講)したいと思うのが人の常です。なので、自分を選んでもらえるような、「自分ブランドの確立」が必要です。
 

また、あまり人が持っていないような資格を取るのもお勧めです。そして名刺に書く肩書を、さまざまな方面に向けて増やしていくのも良いと思います。
 

今は自宅で講師認定資格が取れる講座も多くあります。例えばですが、主婦に人気の資格としては、下記のような美容資格やハンドメイド資格の事も、このサイト内でご紹介もしています。
 

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これは一例であって、これらの資格ではなくとも、今は沢山の資格が以前より簡単に取得できる時代になって居ますので、勉強心は常に持ち続けていたいですね。
 

ある一つの業務では 興味を示さなかった方も、他の業務には 興味を持って下さったりしますので、資格を取り、業務の幅を広げることで、多方面のお客様を取り込み、自分ブランドを確立することが可能です。
 

※自分のオリジナルブランド商品ではないですよ!個人事業主としての、自分自身のブランディング。セルフブランディングです。そのためには、勉強。人より もっともっと勉強です。
 

セルフブランディング その2

 

もう一つは、「肩書を作る」です。 
 

勉強や視覚以外で、他店との差別化の為、どんなブランド化が図れそうかを考えてみます。例えば、今は キンドルなどの書籍サービスでは、比較的簡単に 誰でも 電子書籍を出せる時代です。一昔前は電子書籍って なんとなく 怪しいものでしたが、アマゾンでもキンドル書籍が沢山扱われるようになりました。
 

ネットで調べると、出版の代行サービスも見つかり、出版へのハードルはかなり低くなっています。なので良く個人事業主のセルフブランディングに本を出版する、というのもよく使われます。
 

自分の業界での裏話や、自分の業界の宣伝となるような本を出版する人も増えています。自分や自分の業界を知ってもらう為にも、本の出版も一番簡単で効果的な方法です。
 

また、協会を立ち上げる人も多いです。
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協会ビジネスの成功と失敗!立ち上げ方&人が集まる好かれる協会の作り方
 

商品の差別化を図る

 

人は物を購入するのと同時に、そこに感情が入る時、より商品価値を感じます。そこでまず最初に、お店を開く際に、 自分がどんな人間なのか?考えてみます。
 

自分自身に質問をする

 

何故 その商品を販売しようと思いましたか?
何故 その商品でなければならないのですか?
何故 実店舗でなく、ネット販売が良いのですか?

自分の考えを洗いだせるよう、質問をたくさん自分に投げかけて、自分自身を掘り下げていきます。そして充分に自分の想いを導き出せたら、今度は、先ほどの質問の答えをつなげて、セールスコピーを考えます。
 

人は、長々離されるよりも、短い一文で決め言葉を使った方が、より心に残ります。何故、店主の自分からネットの向こうのお客様へお店の商品をお届けしなければなら無いのか? 何故、星の数ほどあるネットショップの中から、他のお店の店主ではなく、貴方から購入しなければなければならないのか?セールスコピーやお店のキャッチフレーズを練ってみます。お店に、その想いを沢山乗せて発信すると、それが他店との差別化になっていきますよ♪
 

最近のネットショップセルフブランディング例

 

最近、香取慎吾さんがイメージキャラクターのTVCMで知られる 無料ネットショップ開業「BASE」 では、EC連動のブログポータルを始めたそうです。
 

以下、「検索と商品だけを並べたモールはやらない」より引用
 

今回提供するBASE Mag.は、これらのブログからBASEが選んだエントリーを紹介していくブログポータルだ。エントリーには商品ページへの導線も設けるほか、カテゴリでの検索も可能だという。
 

僕は創業当時からBASEを取材しているのだが、代表取締役の鶴岡裕太氏にほぼ毎回する質問が「BASEはネットショップのモールを作らないのか」というものだった。毎回「作らない」と答えていた鶴岡氏だが、BASE Mag.について「2年考えて……やっぱり、検索と商品だけ並べたこれまでのようなモールは、BASEのように小さなショップにとっては正解じゃないなと思った。 基本的にBASEは『販売者=生産者』。ブランディングとか情報の発信から支援しないといけない」と語った

 

時代は、心の通った商品を求めています。やっぱり、ネットショップもセルフブランディングが大切です。温もりあるネットショップで商品と店舗の差別化を図り、情報を発信していくことが大切だと思います(#^^#)
 

他店との差別化を図る

 

個人事業主のネットショップだからこそ、薄利多売は出来ないもの。大々的に広告を出し、来客を増やす事で利益を上げるのではなく、いつもの顧客数で、購入率を上げる小さなコツです。
 

この店で買おう!と思って貰える 売れるコツ1

 

売上UPおまけ
●おまけを付ける。
 

小さなおまけでも、販売する商品に関して、あるといいな♪ちょっと欲しいな・・という 「ぷちおまけ」は嬉しいもの。楽天等のレビューを見ていても、キャンディー一つでも、何となく嬉しい♡という感想も良くあります。
 

ギスギスしたイメージのネット販売のイメージに、人の温もりを感じる心和む瞬間なんだと思います。販売前から、小さなおまけを表示しておくことで、お店の人の人柄伝わります。
 

お店のポイントプレゼント!だって嬉しいおまけであり、お店サイドもリピーターを増やすことになり、双方良し!です。
 

この店で買おう!と思って貰える 売れるコツ 2

 

ビジネスチャンス

●キャンペーンを実施する
 

期間限定キャンペーン!
送料無料キャンペーン!
割引サービス実施中!
先着●名様 特別キャンペーン!
 

などなど。「期間」や「人数」等の「限定キャンペーン」もこの店で、今買おう!という気持ちになる物です。人は、限定という言葉に弱いもの。そしてお店としても、いつもいつもお安くキャンペーンすることも出来ないので、「限定」だからこその特別サービスが出来ます。
 

お客様が他の店の商品と比べる事もありますが、やはり誰でもキャンペーン中のお店で買うものです。売上を少し増やしたいときには、キャンペーンの実施も効果的です。
 

他店との差別化 まとめ

 

小さな個人ネットショップでは、お客様とのやりとりも密ですし、心が近くなるもの。とはいえ、あまり無理な事を続けると経営が苦しくなって元も子もありません。
 

無理せず、お客さんもお店も心がホッと一息つけるような、そんな「おまけ」や「キャンペーン」をして他店との差別化を図ると良いと思います。
 

未来
 

個人ネットショップの仕入れについて下記で記事にしています。宜しかったらどうぞ。↓

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