商品がいくら良くても、人が集まら無ければ売れません。
だからこそ、その商品の売りを探して、
他の商品に埋もれないで済む、ちょっと目立ちやすい所に
商品を並べる必要があるんですが。
それが、なかなか簡単には出来ないんですね。
そこで最近の私のお勧めが
売れないものを売る ズラしの手法
という本だということは ここ にも書きました。
ここでは、それとは別に、事業は何が中心で成り立っているのか?
どうしてお客さんがやって来ないということが起こるのか?
についてのお話です。
事業の中心とは?
事業は商品が中心であると思ってしまいがちですが、
実はそうではないと言われています。
例えば、貴方の家の傍にも、
何のお店が出来ても潰れてしまう店舗ってありませんか?
私の家の近くでも、ここ数年の間に、
もう何度もお店自体が入れ替わった店舗があります。
結局、商品が変わっても、店主が変わっても
上手くいかない立地にある店舗は苦戦を強いられるんです。
商品がどんなに良くとも、なかなか上手くいかないという・・
経営者にとっては辛い所ですよね。
それに対して、さほど良い商品でも無い、
さほど大したサービスでも無い・・そんなお店が
何年も潰れずに運営されている事もあります。
そのお店自体が良い立地なのかもしれませんし、
そのお店自体が、何かのルートを持っているのかもしれませんし、
いずれにしても、それは、お客さんに恵まれているという事です。
そう。
商売は、商品で成り立っているのではなく
お客さん中心で成り立っているのです。
例えば、どんなに腕の良いお医者さんが、遠い離島にいたとしても
風邪を引いたら市内(区内)のお医者さんに行ってしまうんです。
人のいる所に開院しているお医者さんは
患者さんが途切れることはないのです。
そもそも人が居なければ、お仕事は上手くいかない!
起業の際の思いこみ違い
なのに、意外と、
「商品さえ良ければ何とかなる!」
「自分の力があれば売り上げは上がる筈!」と
人はいざとなると、本当の所が見えなくなってしまう事が多いと
言われています。
だから大概、起業で成功している人は
「人脈が豊富」とか
「その商品のターゲット層が豊富」とか
「流行に添ったものを販売・提供している」
ということが多いんですね。
商品がとてもいいとか、そういう事の前に
その商品を必要とする人が、母体が、どの位いるのか?
そこを、見誤っていると
いつまでたってもお客さんはやってきません。
私の知り合いは数万円の財布を主婦層に販売しようとして
在庫を抱えてしまいましたが、おそらく数万円の財布ならば
男性に販売した方が売れたと思います。
市場に人が集まる所に、
その人たちが求めるものを提供してあげることが何より大切なんです。
市場が大きいのはどこ?
そこで今、市場が大きいのは、
私はネット上の場合には、「お子さんを育児中のママ・主婦層」
かと思います。
特に育児中のママさんは、自分が望むほどは外出できず、
ネットをよく利用します。
他の年代層よりも、恐らく多いのではないでしょうか?
ネットを利用して、情報を収集し、
ネットを利用して、買い物をし、
ネットを利用して、収入を得ているのが
育児中のママや主婦層です。
ただ、どんなお仕事でもそうですが、
自分がお客さんの気持ちが分からないと仕事は上手くいきません。
その層の金銭感覚から、欲しいものから
分かるのは同年代の同性です。
その点、子育て主婦の方は
一番起業しやすい年代層だと思います。
ここを読まれている方が、主婦層の方だったら、
きっと起業に挑戦しがいはありますよ!
そうで無い方の場合も、きっと良い商品を持っていらっしゃると思います。
それでもお客さんが来ない悩みを持っているような時には
もう一度、そこが大きな市場であるか調べてみてくださいね。
そして人の集まるところに出店しましょう!
そんな単純なミス犯すか~??と思いがちですが、
商品や、自分に自信があればあるほど、
やってしまいがちなミスなのです。