個人事業主起業する際に、税務署等に必要書類を提出します。初めての起業の際には不安になる物ですが、なんて事はなく、簡単な処理で終わりますのでご安心を♪こんなに簡単に起業の手続きって終わるの？きっとそう感じる筈です。とにもかくにも、ネットショップの届け出をしないと始まりません。一歩踏み出してみましょう！
開業前にすべき届け出について
お店を開業する前には税務署に行って「個人事業の開廃業など届出書」を提出します。右も左も分からない状態の私でしたが、なんだか偉くなった気分で税務署へと向かいました。でも、なんてことはないんですよ。この届け出、店舗の所在地・氏名・電話・職業・屋号・仕事内容を書くだけ、時間にして３０秒と言った所でしょうか・・・。あと印鑑を押しました。何ともあっさりと・・終わります。
でもこんな紙切れ一枚でも、私が事業主であると認められます。すっかり嬉しくなってしまった私はパソコンの前に額に入れ、この開業届けを飾っていますよ。そしてそれを見るたび、頑張るぞ～と思うのです。
開業届提出期限 と 申告の種類！
この届出は、事業開始などの日から一ヶ月以内に提出することになっています。また、所得税の申告承認申請書ですが、青色申告と白色申告があります。これは白色よりも青色の方が優遇措置が多いです。例えば、
自分以外の従業員の給料も全額経費と認められる
- 年間の赤字が翌年に繰り越せる為、
- 翌年黒字分から前年赤字分を差し引き税率計算できる。
などです。この辺の話は事業の開廃業届出書を提出する時に税務署の方が親切に教えてくれますので遠慮なく聞いてみて下さいね。税務署の職員さんは税金が絡んできますので、そりゃ～丁寧に教えてくれます（苦笑）。
また、最初白色で申告したとしても、年度の変わり目であれば、青色に変更することもできます。数年前までは、白色には記帳の必要が無く、青色では複式簿記による記帳、と経理関係の手間として大きな差がありました。でも今は、白色申告でも記帳の必要がありますので、最初から青色で申告する人が増えています。
その他 届け出の必要な業種
また開業前には食料品など保健所に届出をし許可をもらわなければならない業種もありますのでご注意を。
- めがねは保健所への届出
- ペットは保健所の許可
- 薬は保健所の許可
- 医薬品化粧品などの輸入販売は厚生大臣の許可
- 酒類は税務署の免許
- 中古品は警察署で古物商許可証の取得
そういう関係の仕事をする方は、それらの届け出もしましょう♪ネットショップを運営するに当たり、そんな法律も絡んできますので、しっかりと漏れなく届出をしておきましょうね。
書類の提出先
また「個人事業の開廃業など届出書」や「所得税の申告承認申請書」のほかに各都道府県税事務所に「事業開始など申告書」を提出する必要もあります。まとめますと、
- 国の税金関係の書類は 税務署へ提出
- 県民税関係の書類は 県税事務所へ提出
- 市民税の書類は 市役所へ提出
と管轄が分かれています。