人はなぜ行動を起こすのか? そして、人を行動させ劇的にパフォーマンスを上げるには、どうすればいいのか?
私たちの行動は結局のところ反復にすぎず パフォーマンスって なかなか向上しない事が多いですよね。
改善しようといくらがんばっても、関連本を読み漁っても、私たちの「設定された未来」では先が見えています。そこにパフォーマンスアップの鍵はない。必要なのはさらなる改善や問題に対する解決策の提示ではないのです。
例えば、会社の売上というのは起業当初のがむしゃらな時期はどんどん伸びるのに、ある時期を境にぱったり伸びなくなります。ほとんどの社長はこの問題を企画力や営業力、商品のラインナップが足りてないのが原因と考えます。
そこで新しい商品を作ったり、新規顧客の獲得に力を入れたり、値引きキャンペーンなどを企画して横ばいの売上をなんとか伸ばそうとします。
ところが、そんなことをしても 残念ながら上手くいきません。実は売上を伸ばすための鍵は 全く違うところにあるからです。
パフォーマンスアップ3つの法則は、こういった人々に行動を起こさせパフォーマンスを劇的に上げるための状況を作る本です。
もし、始めた仕事の売上がしばらく頭打ちで、少しでも油断すると売上が下がってしまう必死の状態なら。そして、そんな状況をなんとかしたいと思っているなら、この本はあなたのビジネスを変える一冊になるかも知れません。
数々の成功哲学やコーチングの本を読んだり、講座などを受講してきましたが、この本でハッとさせられる気づきが沢山ありました。
ビジネスに関する事が大半を占めていますが、人生全般に使える成功哲学だと思います。
特に第三部「パフォーマンスの法則をマスターする」で、自分の生い立ちから現在の行動や思考を紐解く内容は、今まで読んだ本とは視点が違っていたので、1行たりとも見逃せないと夢中になって読みました。
ビジネスにも人生にも、どんな状況においても心の軸となるものを教えて貰えた本です。
何度も繰り返し読んで、しっかりと落とし込みたいと思います。
パフォーマンスアップ3つの法則 著者は?
著者:スティーブ・ザフロン
組織のパフォーマンス向上を目的とした大規模ビジネス戦略の構想と導入を行うグローバル・コンサルティング企業ヴァント・グループの CEO。経験豊富な国際コンサルタントとして、さまざまな経営幹部らとともに世界10万人以上を対象にプログラムを行ってきた。組織変革の専門家として、ハーバード・ビジネス・スクール、ロチェスター大学サイモン・スクール・オブ・ビジネス、南カリフォルニア大学マー シャル・スクール・オブ・ビジネスにおいて講演も行っている。